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ドッグフードには肉骨粉が使われている

現在ペットフードに関しては法律の整備も進み、食の安全も確保されるようになりました。
しかし、日本はまだまだペットフードの規制は甘いと言われています。
欧米諸国では禁止条項も増えており、ペットの健康を守る意識が高いのです。
日本でもなんとかこの水準に追い付こうと、メーカーも努力をしています。

しかし、かつてはフードの中に肉骨粉が使用されていました。
現在は一部の動物の餌には使用されていませんが、ドッグフードへの規制はありません。
肉骨粉はしかし、なぜ問題にされるようになったのでしょうか。
それは、この肉骨粉の原料を知るとわかります。

この肉骨粉は、じつは死んだ動物の内臓が使われています。
さらに食用としては使用できなかった動物の一部を粉にして食材に混ぜているのです。
そのため、病原の有無について検査も甘く、粗悪な食材として扱われています。

でもどうしてそんな粗悪なものが使われているのでしょうか。
それは「コストダウン」のためです。
ドッグフードも価格競争の波が押し寄せており、安価でなければ売れない製品もあります。
そこで、値段を下げるために安い肉骨粉を素材にしているのです。
成分表を確認して表示がなくても、価格が極端に安いドッグフードは含有している可能性は否定できません。